偽造印鑑による預金引出しに注意(高田馬場店)

銀行の口座を作る際には、はんこを捺印し登録します。
銀行に登録した印鑑で、預金口座からの引出しなど、各種手続きを行うことができますが、この印鑑を利用した犯罪が増えていますので、注意しなければなりません。

印鑑を利用した犯罪として、偽造印鑑があります。
印鑑そのものや、印影をもとに偽造された、本物そっくりの印鑑を使用した犯罪です。
本物と見分けがつかないほど精巧に作られた印鑑を使用されると、銀行側のチェックをくぐり抜けて、不正に預金を引出されてしまう危険が増します。

偽造印鑑を作られてしまう原因としては、他人に本物の印鑑が渡ったり、印影を入手された場合です。
預金引出しの被害にあわないためには、銀行に届け出た印鑑を他人に渡す行為は絶対にしてはなりません。
見ず知らずの他人はもちろんのこと、信頼できる身近な人物に渡すのも、犯罪にあうリスクを上げてしまいます。

印影については他人に見られてしまう可能性が高いですが、現在では多くの銀行が預金通帳に印影をのせるのをやめるようにしています。
また、目視で確認するのではなく、コンピューターを使って照合する技術をあげていますので、顧客が犯罪の被害にあうのを、未然に食い止める工夫をしてくれています。

それでも非常に精巧な偽造印鑑を作られてしまうと、不正に預金引出しをされてしまう恐れがあることから、預金口座を管理している本人が、対策を行う努力が必要です。

銀行登録印は1つの通帳に1つの印鑑をお勧めします。

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同じ印鑑を家族で使いまわしたり、複数の銀行で使いまわすのも被害を大きくする要因のなります。
銀行印を認めで使用することもお勧めできません。

また、大量生産されているような、とても安価な印鑑を銀行用として使っていると、単純な印影をしているため、簡単に偽造されてしまう危険が高まります。

実印や銀行印などは既成の印鑑ではなく、必ず同じ印鑑が出回らないようにオーダーメイドで作ることをオススメします。