印鑑登録証明書はなぜ必要なの?(高田馬場店) |
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印鑑登録証明書が必要なのには理由が…。
“不動産の売買や登記、自動車の売買など、大きな金額が動く取引や重要な契約などの際に必ずといっていいほど印鑑登録証明書の提出が必要になります。
そもそも印鑑登録証明書は、重要な書類に押印された実印が本人のものであるか、またその重要書類は本人が作成したものであるかを確認するためのものです。
印章(はんこ)を住民票のおいてある市町村に印鑑登録をすると、そこで初めて印章が実印として扱われます。
登録した実印が、本物か?偽物か?の判断をするために印鑑登録証明書が使われます。
登記事務や公正証書の作成においては印鑑登録証明書の添付が義務付けられています。
しかし手続きや各種の契約というものは、手続きの形式さえ整っていれば成立するものです。
仮に第三者が本人に成りすましていたとしても、契約自体は成立してしまうことがあります。
ですから契約が本当に本人がしたものであることを証明することは、取引の正当性を確保するためにも非常に重要になります。印鑑登録証明書の提出が求められるのは、おもにこのような理由からです。
なお印鑑登録証明書が必要になる場面では、発行してもらった日に期限を設けていることが多くあります。
たとえば発行後3ヶ月以内、発行後30日以内といったものです。
これにも最新のものを用意してもらうことで、第三者による成りすましを防ぐという目的があります。
これらの期限は契約や手続きによって異なりますので、きちんと確認しておきましょう。
いちいち役場まで出向くのが面倒だからといって事前に発行してもらっていても、期限を過ぎてしまえば使えなくなりますので注意が必要です。
印鑑登録証明書の発行は本人が役場で請求するのが基本ですが、委任状を作成すれば代理人に委託することも可能です。
また本人の印鑑登録証を持参すれば、委任状が無くても印鑑登録証明書を発行してもらうこともできます。
もちろんその際には登録者の情報も手続きにおいて必要になりますので、登録者の氏名、住所、生年月日などを把握しておかなければいけません。
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