Tシャツ、名入れ手帳、カレンダー(高田馬場店) |
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クールビズとマーケティング
「平成30年7月豪雨」で被災された皆様、心よりお見舞い申しあげます。一日も早く復旧されますことを心よりお祈り申し上げます。
そして7月には「災害的」と言われるほどの酷暑が続きました。昨今の温暖化や気象の変化のためか、熱中症・熱射病などへの対策も非常に重要となっております。8月も例年以上に暑い日が続くと言われています。皆様におきましても体調に十分に気を付けてお過ごしください。
さて、暑さの中でも仕事をしなけばならないビジネスマンの方々には、地球温暖化対策の一環として2005年から政府が提唱する「冷房時の室温28℃を目安に夏を快適に過ごすライフスタイル」を進めようとする運動である「クールビズ」が浸透しています。
運動開始当初は「ビジネス上の慣例や作法と軽装とのバランスをいかに取るべきなのか」などと様々な議論がされましたが、夏場にポロシャツでの通勤・就業風景というのも見慣れてきました。
クールビズの浸透とマーケティング
失敗した「省エネルック」と成功した「クールビズ」
「クールビズ」から30年程遡った1979年に第二次オイルショックのあおりを受け、当時の大平正芳首相が提唱した「省エネルック」というものがありました。
そのスタイルは半袖開襟のワイシャツや半袖スーツが特徴的で、東南アジアなど熱帯国のスタイルを取り込む形であった。大平正芳や羽田孜ら人気政治家が着用を推進したことから流行の兆しもあったが、あまりにも見栄えがよくないため、結局はほとんど普及することなく終わってしまいました。
半面「クールビズ」は取り入れやすいスタイルであったことが浸透に成功した要因であると思われます。
マーケティングの観点から見たクールビズ
コンセプトは同じなのに成功した「クールビズ」と失敗した「省エネルック」の一番大きな違いは「自分もやってみたい」と思ってもらえるかがポイントではないかと考えられます。
奇抜な半袖スーツや開襟シャツなどで始めようと考えた「省エネルック」と、ノーネクタイ・ノージャケットスタイルから始めようとした「クールビズ」はマーケティングの観点から見ても、取り入れやすさに雲泥の差があります。
もうひとつの要因がネーミングにあります。
「省エネルック」は「省エネのための服装」となり「しかたなくこの服装」といった感じがします。
一方「クールビズ」の「クール」には涼しいという意味以外にも「スタイリッシュでかっこいい」という印象を与えます。
「クールビズ」の浸透は消費者主導のマーケティング理論もしっかりと実践された証拠です。
このようにマーケティングをしっかり意識する事で、一度は失敗に終わった企画も復活する可能性があります。
また「クールビズ」を実践する企業は、マーケティング3.0でも提唱される、社会や顧客と深く関わる企業活動として、環境問題に取り組む優良企業だと認識されていきます。
その一環として、Tシャツやポロシャツでの就業をもっと多く推奨し、実践する事が大切になると思っています。
クールビズと合わせて考えたいビジネスツール
クールビズを名刺でアピール
もはや浸透したと言われる「クールビズ」ですが、さらに貴社の企業イメージをアップさせるため、「クールビズ」を実践している事を、相手に事前に伝える手段として「名刺」を活用するという方法があります。
名刺を差し出したときに「クールビズ」のマークや文字が相手の目に入れば、会社として「クールビズ」を積極的に推進していることを印象づけられます。
また取引相手は、次回から軽装で貴社に出向きやすくなります。
案内状と違って、名刺は何度か見返す機会もありますから、「あそこの会社は「クールビズ」をやっていたな」ということがすぐわかります。
「クールビズの実施=環境保護に積極的=社会に貢献している」と感じる事と思います。
「クールビズ」ロゴの入った名刺を作って配ることで、企業イメージのアップに繋げてみてはいかがでしょう。
「クールビズ」のロゴや様々なテンプレートは環境省の「COOL CHOICE」サイトから利用できます。
手帳を活用して夏を乗り切る
スケジュール管理に「手帳を利用」は 81.5%
さて、夏といえば、お盆休みや、お子様の夏休みもあり、帰省やレジャーなど他の月に比べても予定が多く、また真夏日の続く暑さで集中力を高く維持しにくいものです。
忙しい夏をうまく乗り切るためのスケジュール管理には、実は「手帳」が便利です。
今なら、スマホアプリを使うと簡単に予定を管理でき、家族や友人とそれを共有することも簡単で、忘れないように通知メッセージも出ます。
しかし、日本ではまだまだ手帳に根強い人気があるようです。
手書きでのスケジュール管理が、重要視されている証拠に、スマホ普及率が77%を超えたと言われる今でも、年末になると、書店や文具店の一番目立つ入り口付近に多種多様の手書き手帳が山積みにされます。
2016年のDIMSDRIVEの調査によると、スケジュール管理には以下の方法が使われています(スケジュール管理をしない24.3%は除く)。
- 手帳・カレンダーなどのアナログのみを利用 46.3%
- 併用するが、アナログを主に利用 18.0%
- 併用するが、デジタルを主に利用 17.2%
- スマホ・パソコンなどのデジタルのみを利用 18.5%
なんと、実に81.5%のスケジュール管理に手帳が使われている事になります。また、なぜ手帳を使い続けるのかという問いには以下のような回答が集まりました。
- 惰性的に使い続けているから、慣れている。
- 手書きの方が楽、早い。
- 書くことによって覚えられる。
- スマホは故障したり、データがなくなるかもしれない。
- 取引先や上司などの前でスマホを使うのは気がひける。
特に「取引先や上司などの前でスマホを使うのは気がひける」という回答は日本特有のサラリーマン文化からきた発言だと思われます。
ここまで愛される手帳ですから、圧倒的に強い「販促」に使えるものになります。
手帳やカレンダーは1人に一つあれば、一年間ずっと肌身離さず使用されます。このことから見ても、お客様に喜ばれ、捨てられないノベルティの代表格になるといえます。
特に経営者の方々には、毎日貴社のロゴの入った手帳を、各社員が使用することで、帰属意識やモチベーションを向上できるという効果も含めて検討して頂きたいアイテムです。
オフィスや自宅では「カレンダー」が便利
また自宅やオフィスで予定を共有する場合にはカレンダーが便利です。
特に壁掛カレンダーは、日毎のメモ欄の大きいので部屋のどこからでも見やすく役に立ちます。
このようにマーケティングや販促に対する考えを根本から見直し、PDCAのサイクルを行うことによってさらなる有効な販促を行えることと思います。より有効な販促に役立てて頂けましたら幸いに思います。
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